飯塚市｜いいづか｜特別養護老人ホーム｜社会福祉法人いい穂会

3月11日（金）
早稲田大学人間科学部社会医学研究室山路学先生によるTQM導入研修が行われました。最初は職員から「難しそう…」という不安の声が聞かれましたが、研修を受けた後は「皆で話し合ったり意見を出し合ったり楽しく学ぶことができて良かった」と皆が口を揃えて感想を言っていました。今後も利用者様・ご家族様に満足いただけるような介護サービスが提供できるよう質の向上を目指していきたいと思います。
○主な内容
・人間は物事を考える時つい型にとらわれがちである為、もっと柔軟な発想ができることが大切であり介護サービスの質の向上にも繋がる。
・今日、福祉の品質レベルは常に高度なものが求められており現状維持は退化であり常に進化していかなければならない。
・事故ヒヤリが発生した場合、その職員を注意し叱るだけでは何も解決しない。なぜ起きたのか、標準作業はみんなできないのか、それともその職員だけができなかったのか？⇒標準化を進めているとその標準を軸に具体的な解決策がみえてくる。
○まとめ
・プロセス（標準）をしっかりとしていくことが良い結果を生む。
・不完全であっても継続的に改善していくことが近道である。
・問題が起きた時個人を責めるのではなく、プロセスの問題であるととらえることが『問題解決の肝』である。
○職員の感想より
・発想の一歩を踏み出すことの大切さ、そして今日から踏み出そうと思います。いい穂会の一員として個人としても目標を持ちたいと思います。（Tさん）
・山路先生の研修を受けることができてとても勉強になりました。普段から感じていること、考えていることが整理され、改めて介護職としての在り方等も学ぶことができて良かったです。（Nさん）
・福祉業界で働く一員として日々努力をし、勉強しなければいけないんだなと思いました。（Tさん）
・グループで問題に取り組むことも経験し勉強になりました。（Hさん）

今月は海外より実習生さんが2名来られ、賑やかな毎日となりました。

●ヨウネイさん（4月〜日本社会事業大学大学院社会福祉科）（China:中国内モンゴル自治区）
              　実習期間：3月6日（日）〜3月11日（金）
　
軽費老人ホームでは、掃除機かけや床のモップかけを大変丁寧にされて職員も感激した様子でした。入居者様がヨウネイさんの故郷の歌をご存じで一緒に歌われ喜ばれていました。軽費では1日だけの実習でしたが、利用者様と沢山の交流がありお別れの時は大変惜しまれていました。
特養では機械浴を見学され色々な機能に驚かれていたようです。特養でも利用者様とのコミュニケーションが大変上手で沢山会話をされていました。職員もヨウネイさんとの会話がとても楽しかったとのことでした。将来福祉関係の仕事を希望されており、中国でも日本で学んだことを生かしたいと話されていました。

●アントンさん（4月〜東京外国語大学大学院国際社会部）（Kazakhstan:カザフスタン）
　　　　　　　　実習期間：3月8日（火）〜3月11日（金）

デイサービスでは初日、自己紹介から始まり緊張しながらお茶入れを手伝っていただきました。デイサービスの書道教室に参加され先生に習い「はな」という字を書かれました。初めてとは思えないくらい大変上手でした！！利用者様の囲碁の対戦を見たり、ゲームをしたり、機能訓練を見学されたり、レクリエーションでは歌体操を一緒に踊りました。全体の朝礼では母国語でも自己紹介をされました。大変流暢な日本語を話されていることに驚きましたが、いい穂会では筑豊弁も覚えて会話されていたそうです。好青年で人気者になりました。

お二人とも実習大変お疲れ様でした。私達職員も楽しく貴重な時間を過ごすことができました、ありがとうございました。